京都市議会 1993-05-21 05月21日-02号
皆さんも御承知のとおり,田邊市長が当選した4年前の京都市長選挙をめぐっても佐川マネーが動いていたという報道がありました。当時立候補を予定していた保守系の病院長が佐川グループから2億円の資金提供を受けたというものですが,この人物は告示前,直前になって突然立候補を辞退し2億円も返したと報道されています。
皆さんも御承知のとおり,田邊市長が当選した4年前の京都市長選挙をめぐっても佐川マネーが動いていたという報道がありました。当時立候補を予定していた保守系の病院長が佐川グループから2億円の資金提供を受けたというものですが,この人物は告示前,直前になって突然立候補を辞退し2億円も返したと報道されています。
我々は臨時議会において金丸,竹下両氏を初め関係者の証人喚問などを通じ,佐川マネーの全容解明と自民党の金権派閥政治に徹底的にメスを入れなければならない。今こそ政治の原点に立ち返り,改革の国民運動を巻き起こそうではないか。 ところで,政権与党における最大派閥の会長として君臨し,政界のドンと言われた金丸氏が退陣表明に追い込まれたのは政治不信に怒る国民世論によるところが多分にあるわけであります。
重大なのは,1000億円にもなると言われる佐川マネーが単なる企業利益のための献金だけでなく,政権まで買い占めるためのものであったこと。同時に自民党の一部政治家が市民生活の敵である暴力団と根深いつながりを持っていたことでありす。その根の深さは,暴力団が日本の首相が選出される過程にまで介入していたのですから,国民が驚き怒るのは当り前であります。 今,宮澤首相は何をしているのでしょうか。
そこで、今回の意見書に盛り込まれた「一連の事件の徹底究明を行い、真相を明らかに」するべき第一は、東京佐川急便の渡辺広康元社長が自民党代議士らに贈ったと言われる計二十二億円に上る佐川マネーを受け取った金丸氏以外の政治家の氏名もすべて明らかにすることであります。
そこで、今回の意見書に盛り込まれた「一連の事件の徹底究明を行い、真相を明らかに」するべき第一は、東京佐川急便の渡辺広康元社長が自民党代議士らに贈ったと言われる計二十二億円に上る佐川マネーを受け取った金丸氏以外の政治家の氏名もすべて明らかにすることであります。
自民党の中枢と暴力団、佐川マネーとの深いかかわりが明らかになったのであります。しかし、その全容は全くやみの中であります。金丸氏が受け取った5億円についても、60数人の国会議員に配られたといいますけれども、行く先など何も明らかにされていません。金丸氏のふところへ入ったとするならば、金丸氏は脱税ということになります。金丸氏は議員を辞職せよとの国民の声が集中するのは当然のことであります。
ところで8月31日付の一部新聞で,3年前の京都市長選挙でも佐川マネーが動いたことを報道しています。 京都市長選挙の2箇月前に行われた新潟県知事選挙では,候補者の一本化に自民党の金丸氏が動き,その際佐川マネーが流れ,当初否定していた金子知事もついに辞職に追い込まれました。